Adobe CCのなかでも画像編集ツールとして人気の高いPhotoshop CCですが、購入プランにはPhotoshop CCを単体で購入する方法と、フォトプランで購入する方法があります。それぞれのプランを比較してみました。
※フォトプランは、2017年10月18日にリニューアルしました。新しく Lightroom CC が誕生し、利用できるアプリが Photoshop CC、Lightroom CC、Lightroom Classic CC となりました。
また、1TBのクラウドストレージがついた「フォトプラン(1TB)」も選べるようになりましたが、このページで比較しているのは「フォトプラン(20GB)」になります。
利用できるアプリ
Photoshop CC 単体 | フォトプラン | |
---|---|---|
デスクトップアプリ | Photoshop CC | Photoshop CC Lightroom CC Lightroom Classic CC |
モバイルアプリ | すべて | すべて |
単体プランでもフォトプランでも、Photoshop CC自体の機能は同じなので、Photoshopが使いたいだけならフォトプランがおすすめです。
ところで、フォトプランには Lightroom がついているのに、Photoshop 単体プランよりも安いのは何故か? それは、利用できるクラウドサービスが違うからです。
利用できるクラウドサービス
Photoshop CC 単体 | フォトプラン | |
---|---|---|
クラウドストレージ | 100GB | 20GB |
Typekitフォント | ◎ | – |
Adobe Portfolio | ◎ | ◎ |
Creative Cloud Market | ◎ | – |
Spark | ◎ | ◎ |
フォトプランは、Typekitフォントや Creative Cloud Market(ロイヤリティーフリー素材)は付いていません。クラウドストレージの容量は20GBですが、20GBあれば結構使えると思います(足りない場合は有料で増量可能)
写真の編集や加工が目的で、フォントも特に必要なければフォトプランで十分のように思います。
価格について
Photoshop CC 単体 | フォトプラン(20GB) | ||
---|---|---|---|
個人版 | 年間プラン 月々払い |
2,180円/月 | 980円/月 |
年間プラン 一括払い |
26,160円/年 |
11,760円/年 | |
月々プラン 月々払い |
3,180円/月 | – | |
学生・教育員 個人版 |
年間プラン 月々払い |
– |
980円/月 |
年間プラン 一括払い |
– | 11,760円/年 |
価格はすべて税別。フォトプランはクラウドストレージが20GBの場合です。
年間プランも月々プランも、クレジットカード情報を登録している場合は自動更新となり、解約しないかぎり2年目以降も(月々プランは2カ月目以降も)契約は継続されます。年間プラン一括払いは、銀行振込・コンビニ払いの利用も可能です。
更新日の1カ月前にメールで連絡が来ます。価格が変更になる場合もあるので必ずチェックしましょう。契約を更新しない場合は、更新月にAdobe IDのアカウント管理から解約できます。
※フォトプランには月々プランがなく、月々払いでも年間契約になります。途中で解約すると解約料(残り契約月分の50%)がかかりますので注意が必要です。短期間だけ使いたい場合は、Photoshop単体の月々プランのほうがお得な場合があります。
解約については以前のエントリーでも書いていますのでご参考まで。
その他(ライセンス等)
単体プラン、フォトプランにかかわらず、Photoshop CCの機能やライセンス条件は同じです。
- Win/Mac両方にインストール可能
- 1つのアカウントで2台までインストール可能
- 同時に2台で使用することは不可
- 使用許諾の範囲内であれば商用利用可能
学生・教育員個人版のアプリケーションについては以下の条件も追加。
- 学生・教育員が個人のパソコンにインストールして使用可能
- 学校や会社のパソコンにインストールすることは不可
まとめ
Photoshopを写真加工のために使いたい場合、とりあえずPhotoshop もしくはLightroom だけあれば他のアプリやサービスは不要という場合は、フォトプラン(20GB)の980円/月という価格は魅力的ですね。
フォトプランをおすすめ
- Lightroomを使いたい
- 写真の現像・加工のみに使いたい
- Photoshopを格安で使いたい
Photoshop CC 単体プランをおすすめ
100GBの Creative Cloud ストレージを使いたい- Typekitフォントや Creative Cloud Market も使いたい
Creative Cloud ストレージについては、1TB のクラウドストレージが付く「フォトプラン(1TB)」も選べるようになったので、単体プランの100GBはアドバンテージにならなくなってしまいました。
Typekitフォントが使えるのは、デザイナーならメリットになるでしょうか。
フォトグラファーならフォトプラン、WebデザイナーならPhotoshop CC 単体プランと考えていいかもしれません。もしくは、Illustrator CC や Dreamweaver CC などの単体プランとフォトプランを組み合わせて使うという選択肢もありですね。
※価格やサービスについては変更される可能性があります。ご利用の前にAdobe公式サイト等でご確認ください。