肥満遺伝子検査を比較。ハーセリーズ、ジーンライフ、遺伝子博士

自宅で手軽に遺伝子検査ができる遺伝子検査キットですが、最近では「櫻井・有吉THE夜会」や「ノンストップ」などのテレビ番組でも取り上げられ、今後ますます注目されそうですね。

以前、フラコラの肥満遺伝子検査キットを試した結果を書きましたが、肥満遺伝子検査キットは、ハーセリーズ、ジーンライフなど販売している会社が複数あって、値段や内容にも違いがあります。私はたまたま最初に知ったフラコラで購入して、結果には納得しているのものの、正直、もっと調べてから購入すればよかったかなぁ…という気持ちもあります。（フラコラでは現在は遺伝子検査キットの販売はしていないようです）

検査する遺伝子の数、検査レポート、サポートの内容、価格など、各社の特徴がありますので、ご自分の目的に合わせて選ばれるとよいかと思います。参考までに各社のデータをまとめてみました。

ハーセリーズ「DNA SLIM」

太りやすい体質かどうかわかるFTO遺伝子も検査

肥満遺伝子検査キットはエネルギー代謝系遺伝子（ADRB3、UCP1、ADRB2）の3種類を検査するものが多いのですが、「DNA SLIM」は食行動調節系遺伝子のFTO遺伝子（2種類）を加えた5種類の肥満関連遺伝子を検査します。結果は243種類ものダイエットパターンに分類され、一人一人に合ったダイエットプランが提案されます。体質の分類方法が細かいので、よりピンポイントに自分の遺伝的体質を知る事ができそうです。

FTO遺伝子とは「高カロリー嗜好」や「過食傾向の有無」など、いわゆる“太りやすさ”が分かる遺伝子です。もともと太りやすい遺伝子を持っている場合、現在は太っていなくても安心はできないかも？ 逆に、現在太っているのに遺伝的には太りやすくないとしたら生活習慣が問題なのかも……？ 私が調べた中では、FTO遺伝子まで検査するのは「DNA SLIM」だけでした。

検査機関のEBSセルフメディケーションリサーチラボは、医療機関への遺伝子検査キット納入実績もあるので信頼性は高いと思われますし、もし検査結果に不安や心配があった場合は、お客様サポートセンターを通して、臨床遺伝専門医などの遺伝カウンセリングを紹介してもらうことも可能なので安心感がありますね。

「DNA SLIM」は、最近は女性誌などでも取り上げられ知名度が上がってきているようです。口コミの評判を見ても「レポートが詳しく内容も納得」というものが多かったです。

ジーンライフ「肥満遺伝子検査」

実績No.1 遺伝子検査のパイオニア。メディア紹介も多数

ジーンライフは遺伝子検査のパイオニアで日本でNo.1の解析実績があり、TVメディアでも多く取り上げられています。私が体験したフラコラの肥満遺伝子検査キットも検査機関はジーンライフ（ジェネシスヘルスケア）ですし、複数の企業や医療機関と提携しているので解析実績が多いのも頷けます。

3種類の遺伝子を検査し、結果は4つのダイエットタイプに分類されます。報告書にレシピブックが付くのは個人的には嬉しいポイントです。アプリで体重・体脂肪の管理ができるのも便利ですね。サプリメント等の販売はありません。

また、4,378円(税込)のお得なWeb版も登場し、より気軽に遺伝子検査ができるようになりました。検査結果はパソコンやスマホで確認できればOKという方には低価格なWeb版を、紙の報告書を手元に保管したい方やレシピブックが欲しい方には紙報告書＋Web版をおすすめします。

ファインシード「遺伝子博士」

わかりやすい結果レポートとアプリがポイント

ファインシードの「遺伝子博士」は、なんといっても分かりやすいレポートが特長です。検査結果から分かる遺伝的体質を動物に例えて、かわいいイラスト付きで説明されています。レポートはパソコンやスマホアプリでいつでも見ることができるのも便利ですね。

スマホの専用アプリは、遺伝子検査の結果レポートや自分の遺伝子的体質に合わせた食事＆ライフスタイルのアドバイスを閲覧できるほか、毎日の体重・体脂肪を記録したり、おすすめのトレーニング動画を見ることができ、ダイエットはいつも三日坊主で……という方でも続けやすいように工夫がされています。