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【訂正】「MORISAWA PASSPORT」が2028年に終了。新サービス「Morisawa Fonts」のメリット、デメリット、移行のタイミングは?

モリサワのフォントサブスクリプションサービス「MORISAWA PASSPORT」が2028年に終了。後継サービスとして「Morisawa Fonts」が2022年10月にリリースされることが発表されました。

「MORISAWA PASSPORT」と「Morisawa Fonts」の違いや、移行のタイミングなどを考えてみました。

「Morisawa Fonts」については、リリース後から随時機能が改善されたりしてるようですので、定期的にサポートサイトをチェックすることをおすすめします。

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「MORISAWA PASSPORT」と「Morisawa Fonts」のメリット、デメリットは?

「MORISAWA PASSPORT」と「Morisawa Fonts」の大きな違いは、インストール型からクラウド型になることです。「Morisawa Fonts」ではPCにフォントはインストールされません。Webサイトでフォントをアクティベートのうえ、専用アプリ「Desktop Manager」からフォントを同期します。基本的に常時インターネット接続が必要です。

※Desktop Manager Ver 1.7.0 で、フォントが不可視から可視化へ仕様変更されましたがフォルダの移動や削除は不可とのことです。

「Morisawa Fonts」移行のメリット

  • 1ライセンスにつき PC2台まで利用可能(同時利用不可)
  • 商標登録が可能
  • ライセンスキー登録が自動更新
  • 注文手続き後すぐに使える(Morisawa Fontsサイトで購入した場合)
  • 2024年以降も新書体が提供される

1ライセンスで PC 2台まで利用が可能になるので(同時利用はできませんが)、いままで自宅と会社など 2台のPCで利用するために 2ライセンス契約していた方にとってはコスト減になります。

商標登録可能になるのもメリットになる方が多そうです。

更新手続き後の作業が自動更新になるのでライセンスキー登録作業がなくなります。会社などで複数ライセンスを管理している場合は登録の手間がなくなりますね。

公式のMorisawa Fontsサイトから購入する場合は、注文完了時点で契約開始・利用可能となります。すぐに使うことができるので急ぎの場合は助かりますね。

※購入申請書で代理店や量販店から購入する場合は、代理店・量販店経由でモリサワが受注してからの契約開始となるので数日かかるようです。多少余裕をもって注文したほうがよさそうです。

「MORISAWA PASSPORT」では、2023年12月末をもって新書体の提供は終了となりました。「Morisawa Fonts」に移行することで2024年以降にリリースされる新書体を利用することが可能です。

「Morisawa Fonts」移行のデメリット

  • インターネット常時接続が必要
  • 動作環境が最新OS〜3世代目安に
  • フォントがPCにインストールされない
  • フォント管理ソフトが使えない(改善したかも)

「Morisawa Fonts」では、インターネットにて定期的に同期が行なわれるのでオフラインの環境では利用できません。一時的であれば、10日間はオフラインでも使用可能なので、突然の通信障害があっても大丈夫そう?

動作環境が、最新OSから3世代目安の対応となり「MORISAWA PASSPORT」を使用できていたOSでも対象外になる場合があります。対象外になるOSをお使いの場合は移行前にOSのアップグレードが必要、場合によってはPCを買い換える必要があるかもしれません。

フリープランが用意されているので、契約の前にフリープランでの動作確認がおすすめです。

また、フォントがPCにインストールされないので、PC起動時に毎回アクティベートされる仕様のようです。フォント数が多いと結構時間がかかる可能性があるので、一度にアクティベートするフォント数を管理したほうがよさそうです。

とはいえ、サードパーティーのフォント管理ソフトに対応していないので、Morisawa fonts のコレクション機能を利用するしかないのが悩ましいところ。

Desktop Manager Ver 1.7.0 からフォントが不可視から可視化に仕様変更され、フォントの保存先を参照するアプリケーションにも対応したとのこと。それにより Font Book は動作確認済みで利用可能です。またアクティベート処理のパフォーマンスも向上しているそうです。

「MORISAWA PASSPORT」と「Morisawa Fonts」の価格比較

1ライセンスで PC2台まで利用可能になったことで契約ライセンス数が減る場合はいいのですが、そうでない場合は実質値上げになります。

  MORISAWA
PASSPORT
Morisawa
Fonts
1年目 54,780円 64,240円
2年目 52,800円
3年目 52,140円 57,816円
4年目
5年目〜 49,500円

※価格は1ライセンスあたりの税込価格です。

新規契約キャンペーンや契約者向け移行特典はおトク

「Morisawa Fonts」の新規契約キャンペーンは、2022年10月4日のリリースから2023年10月3日までの1年間、新規契約の1年目の価格が25%オフになります。
※新規契約キャンペーンは終了しました。

「MORISAWA PASSPORT」の契約者が「Morisawa Fonts」に移行する場合は、移行特典で1年目と2年目の価格が25%オフになります。

当初、移行特典の期間は未定となっていましたが、チャットサポート(オペレーター対応)で確認したところ、MORISAWA PASSPORT の終息まで継続するとの回答でした。 

  通常価格 契約者向け移行特典利用
1年目 64,240円 48,180円
2年目 64,240円 48,180円
3年目〜 57,816円 57,816円

※価格は1ライセンスあたりの税込価格です。
赤字はキャンペーン、特典を利用した価格です。

「Morisawa Fonts」新規登録・移行のタイミングは?

新規登録の場合はキャンペーンも終了してしまったので、必要なタイミングで購入されるのがよいかと思います。

更新の場合は、2023年12月末で新書体の追加が終了となりましたので、2024年の更新から「Morisawa Fonts」へ移行するのがおすすめです。

「Morisawa Fonts」に移行すると、1〜2年目は移行特典で25%オフになりますが、3年目以降は「MORISAWA PASSPORT」よりも値上げになりますので、必ずしも新書体が必要でない場合などは、現在の契約料金と比較してギリギリまで「MORISAWA PASSPORT」を続けるのもひとつの手です。

「Morisawa Fonts」は 1ライセンスで 2台まで利用できる(同時利用不可)ので、それによって契約ライセンス数が現在よりも減るなら早めに移行したほうが良いですね。

「MORISAWA PASSPORT」終了までのスケジュール

  • 2022年10月末:新規契約【複数年】の受付終了
  • 2023年3月末:契約更新【複数年】の受付終了
  • 2023年3月末:新規契約【単年】の受付終了
  • 2023年12月末:新書体の追加終了
  • 2025年:契約台数追加の受付終了予定
  • 2025年:契約更新【単年】の受付終了予定

サービスの提供終了は2028年の予定で、段階的にサービス・受付が終了されます。

「MORISAWA PASSPORT」契約者向けサポートサイトをチェックしよう!

「Morisawa Fonts」のリリースと「MORISAWA PASSPORT」終了については、公式サポートサイトが随時更新されているようです。最新の情報はサポートサイトでご確認ください。

公式サイト [MORISAWA PASSPORTご契約者様向け] Morisawa Fonts 移行サポートサイト

チャットでの質問も用意されています。私が質問したときはオペレーター対応でしたが、待ち時間は数分で応答も早めでした。リリースが近づくともう少し混むかもしれませんね。

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