モリサワのフォントサブスクリプションサービス「MORISAWA PASSPORT」は、2029年12月31日でサービス終了予定です。
後継サービスとして「Morisawa Fonts」が2022年10月にリリースされました。これから新しく契約する場合は、「Morisawa Fonts」一択です。
モリサワパスポートはすでに新規受付が終了しているため、今後は「Morisawa Fonts」への移行が前提になります。
目次
「MORISAWA PASSPORT」終了までのスケジュール
- 新規契約の受付:複数年契約・単年契約とも2023年までに終了済
- 新書体の追加:2023年12月末で終了済
- 単年での契約更新:2028年12月31日で終了予定
- サービスの提供:2029年12月31日で終了予定
現在、単年で契約中の場合は、最長で2029年12月31日まで使用可能となっています。ただし、新書体の追加は 2023年12月末で終了していますので、新書体が使いたい場合は、サービス終了前でも「Morisawa Fonts」へ移行することになります。
「MORISAWA PASSPORT」と「Morisawa Fonts」の違い。メリット、デメリットは?
「MORISAWA PASSPORT」と「Morisawa Fonts」の大きな違いは、PCにインストールして使うかクラウドで管理して使うかです。
「Morisawa Fonts」は、Webサイトでフォントをアクティベートのうえ、専用アプリ「Desktop Manager」でフォントを管理します。基本的に常時インターネット接続が必要です。
「Morisawa Fonts」移行のメリット
- 1ライセンスにつき PC2台まで利用可能(同時利用不可)
- 商標登録が可能
- 更新手続き後のライセンスキー登録作業がなくなる
- 注文手続き後すぐに使える(Morisawa Fontsサイトで購入した場合)
- 2024年以降も新書体が提供される
1ライセンスで PC 2台まで利用が可能になるので(同時利用はできませんが)、いままで会社と自宅などの 2台のPCで利用するために 2ライセンス契約していた方にとってはコスト減になります。
商標登録可能になるのもメリットになる方が多そうです。
更新手続き後の作業が自動更新になるのでライセンスキー登録作業がなくなります。会社などで複数ライセンスを管理している場合は登録の手間がなくなりますね。
公式の「Morisawa Fonts」サイトから購入する場合は、注文完了時点で契約開始・利用可能となります。すぐに使うことができるので急ぎの場合は助かりますね。
※購入申請書で代理店や量販店から購入する場合は、代理店・量販店経由でモリサワが受注してからの契約開始となるので数日かかるようです。多少余裕をもって注文したほうがよさそうです。
「MORISAWA PASSPORT」では、2023年12月末をもって新書体の提供は終了となりました。現在は「Morisawa Fonts」で新書体の追加や改訂が継続的に行われています。
「Morisawa Fonts」移行のデメリット(注意点)
- インターネット常時接続が必要
- 動作環境が最新OS〜3世代目安に
- フォント管理ソフトが使えない
「Morisawa Fonts」では、インターネットにて定期的に同期が行なわれるのでオフラインの環境では利用できません。一時的であれば、10日間はオフラインでも使用可能とのことなので、突然の通信障害とかは大丈夫そうです。ただし、一旦 Desktop Manager からログアウトしてしまうと、オフライン状態からログインすることは無理なので要注意。
動作環境が、最新OSから3世代目安の対応となり「MORISAWA PASSPORT」を使用できていたOSでも対象外になる場合があります。対象外になるOSをお使いの場合は移行前にOSのアップグレードが必要、場合によってはPCを買い換える必要があるかもしれないので、事前にチェックしておきましょう。
フォント管理ソフト(FontKeeper等)は、利用できないようです。「Morisawa Fonts」では、コレクション機能が用意されていますが、フォント管理ソフトを活用していた場合は不便に感じる場面があるかもしれません。
フリープランが用意されているので、契約の前にフリープランでの動作や機能の確認がおすすめです。
「MORISAWA PASSPORT」と「Morisawa Fonts」の価格比較
1ライセンスで PC2台まで利用可能になったことで、契約ライセンス数が減る場合はコスト減になりますが、そうでない場合は実質値上げになります。
「Morisawa Fonts」にすることのメリットが “実質値上げ” に見合うかどうか、判断が分かれるところかもしれません。「MORISAWA PASSPORT」が必須の仕事環境の場合は、将来的には「Morisawa Fonts」へ移行する道しかないので悩ましい限りです。
| MORISAWA PASSPORT |
Morisawa Fonts |
|
|---|---|---|
| 1年目 | 54,780円 | 64,240円 |
| 2年目 | 52,800円 | |
| 3年目 | 52,140円 | 57,816円 |
| 4年目 | ||
| 5年目〜 | 49,500円 |
※価格は1ライセンスあたりの税込価格です。
契約者向け移行特典は2年間おトク
「MORISAWA PASSPORT」の契約者が「Morisawa Fonts」に移行する場合は、移行特典で1年目と2年目の価格が25%オフになります。
当初、移行特典の期間は未定となっていましたが、チャットサポート(オペレーター対応)で確認したところ、MORISAWA PASSPORT の終息まで継続するとの回答でした。
| 通常価格 | 契約者向け移行特典利用 | |
|---|---|---|
| 1年目 | 64,240円 | 48,180円 |
| 2年目 | 64,240円 | 48,180円 |
| 3年目〜 | 57,816円 | 57,816円 |
※価格は1ライセンスあたりの税込価格です。
※赤字はキャンペーン、特典を利用した価格です。
「Morisawa Fonts」新規登録・移行のタイミングは?
新規登録の場合はキャンペーンも終了してしまったので、必要なタイミングで購入されるのがよいかと思います。
更新の場合は、2023年12月末で新書体の追加が終了となりましたので、2024年の更新から「Morisawa Fonts」へ移行するのがおすすめです。
また、1ライセンスで 2台まで利用できる(同時利用不可)ので、それによって契約ライセンス数が現在よりも減るのなら早めに移行したほうが良いですね。
1〜2年目は移行特典で25%オフになりますが、3年目以降は「MORISAWA PASSPORT」よりも値上げになりますので、必ずしも新書体が必要でない場合は、ギリギリまで「MORISAWA PASSPORT」を続けるのもひとつの手です。
いずれにしても、移行特典が終了する前に移行することをおすすめします。
「MORISAWA PASSPORT」契約者向けサポートサイトをチェックしよう!
「Morisawa Fonts」のリリースと「MORISAWA PASSPORT」終了について、契約者向けの公式サポートサイトが随時更新されています。最新の情報はサポートサイトでご確認ください。