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Adobe CCを購入する際に調べたこと(価格・解約・体験版について)

先月、Adobe Creative Cloud個人版コンプリートプランの年間プランを購入しました。

AdobeCCを購入のイメージ画像

私は主に印刷媒体のデザイン業務をしていますが、現在、使っているアドビソフトはCreative Suite 4(CS4)です。最近、クライアントからの支給データがCS4では開けないことが多くなってきたので(といっても年に数回程度ですが)Creative Cloud(CC)の購入を検討してはいたのですが、実際にDTP案件で使うのはCS4という場面が多くCC購入には躊躇していました。

ちょうど7月中はCreative Cloud 2015の発売キャンペーンで、CS3以降のユーザーなら、個人版コンプリートプランが初年度は月額1,980円で使えるということだったので、試しに1年使ってみようと重い腰を上げたわけです。

このときのキャンペーンは終了していますが、これからも期間限定のキャンペーンが行われる可能性はあるので、キャンペーン狙いなら、定期的に Adobe の公式サイトをチェクしたほうがいいかもしれません。

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Adobe Creative Cloud(Adobe CC)とは

AdobeのPhotoshopやIllustratorといったアプリケーションソフトを、サブスクリプション(期間契約)で利用できるサービスです。

Adobeのソフトは高額なものが多く、一度に揃えようと思うと数万〜数十万という価格になり、個人ではなかなか手を出しずらいところがありました。その点、Adobe Creative Cloudは初期費用を低く抑えることが可能なので、個人やSOHOなどが導入しやすくなっています。

コンプリートプランならAdobeのすべてのソフトが使える、100GBのクラウドストレージが付属する(容量はプランにより異なる)などのメリットがあります。

ただし、サブスクリプション(期間契約)製品なので毎月お金を払っても自分のものにはなりません。契約期間のみ利用できる権利を購入するという感じです。

初期費用は抑えられますが、使う期間などの条件によっては従来の買い切り製品版よりも高額になる場合があるなど、デメリットと考えられる面もあります。

Cloudといっても、アプリケーションはダウンロードして自分のパソコンにインストールして使用します。すべての製品が使えるコンプリートプランの契約でも必要なアプリケーションだけをインストールすることができます。

インストールしたアプリケーションを使用する時は、常時インターネットに接続している必要はありませんが、アップデートやライセンス確認にはインターネット接続が必要です。

プランと価格について

全製品が使える個人版コンプリートプラン

今回私が購入したのは、 Adobeのすべての製品とクラウド機能を使用することができる「Creative Cloud個人版コンプリートプラン」で、通常は以下の価格になります。
※記事公開以降何度か価格改定がありました。以下は2024年3月改定時の価格です。

  • 年間プラン(月々払い)月額 7,780 円
  • 年間プラン(一括払い)年額 86,880 円
  • 月々プラン 月額 12,380 円

価格改定後は、「年間プラン」は月々払いで12ヶ月間払うよりも、一括払いの方がひと月あたりの価格は安くなりました。「月々プラン」は1カ月ごとの契約になります。

『月々払い』と『月々プラン』があるのでややこしいんですよね。

必要な製品だけを選べる単体プラン

全製品が使えるコンプリートプラン以外にも、必要な製品だけを選べる単体プランもあります。単体プラン(個人向け)の価格は以下になります(製品によって価格が異なる場合があります)こちらも「年間プラン」と「月々プラン」があります。

  • 年間プラン(月々払い)月額 3,280 円
  • 年間プラン(一括払い)年額 34,680 円
  • 月々プラン 月額 4,980 円

Photoshop+Lightroomのフォトプラン

Photoshop CCが使いたい方は、Lightroom CCとセットになってお得なフォトプラン(年間プランのみ)もあります。ストレージが20GBと1TBの2つのプランがありますが、ここでは20GBのプランをご紹介。

  • 年間プラン(月々払い)月額 1,180 円
  • 年間プラン(一括払い)月額 14,080 円

Photoshop CC単体プランとの違いについては以下の記事をどうぞ。

Adobe CCのなかでも画像編集ツールとして人気の高いPhotoshop CCですが、購入プランにはPhotoshop CCを単体で購...

学生・教職員個人版

また、学生・教職員の方には、特別価格(学割)の「学生・教職員個人版」があります。購入するには学生証などの証明書が必要になります。

でも、実は学生でなくてもアドビ公認の通信講座を受講することで「学生・教職員個人版」のCreative Cloudを購入できる場合があります。詳しくは以下の記事をどうぞ。

デザインや動画編集などクリエイティブな仕事に欠かせない Adobe Creative Cloud ですが、駆け出しの方やこれから学習を始めようと考えている方には結構高額ですよね。学生や教職員ならアドビ公式で「学生・教職員個人版」を学割価格で

解約について

年間プランの場合、1年未満で解約できるのか? また、その方法が気になりますね。

年間プランも月々プランも、どちらもオンラインのアカウント管理」⇒「プランの管理」「プランの解約」から解約できます。

解約しても支払い済み月の終了日までは使えますが、解約日やプランによって解約料がかかる場合があります。年間プランの2年目を更新しない場合は、更新月(更新日の1カ月前〜)に解約すれば解約料はかかりません。

Adobe CC 解約画面の画像

詳しくは、Adobeサイトの「Creative Cloud メンバーシップの解約」に手順が書かれています。

もし何らかの理由でオンライン解約できない場合は、サポートへのお問い合わせページから問い合わせるのがよいと思います。チャットサポートは平日のみなので、余裕をもって手続きすることをおすすめします。

また、販売店から購入したメンバーシップの解約については、Adobeではなく販売店へ問い合わせることになるようです。

解約した後(契約期間終了後)はアプリケーションは使えなくなりますが、Creative Cloudで制作したWebサイトや印刷物などの成果物は、解約後も使用することに問題はありません。psd, ai, epsなどの制作データは互換性のあるアプリケーションがないと開けませんので、解約する場合には注意が必要です。

こちらの記事も参考になるかもしれません。

7月は、Adobe Creative Cloud 年間プランの更新月でした。 相変わらず、仕事ではCS4がメインのまま1年が過ぎてしまいま...

違約金(解約料)について

年間プランを途中で解約すると違約金(解約料)がかかります(注文後14日以上経過した場合)。支払方法(月々払い or 一括払い)で規約が違うので注意が必要です。

CREATIVE CLOUD個人版年間プラン(月々払い)
注文後14日以内に解約する場合は、全額返金されます。14日を経過後に解約する場合は、残存期間の料金の50%が請求され、サービスはその月の請求期間の最後まで続きます。

CREATIVE CLOUD個人版年間プラン(一括払い)
ご注文後14日以内に解約する場合は、全額返金されます。14日を経過後に解約する場合は返金されず、サービスは契約期間の最後まで続きます。

年間プランでも月々払いなら、残月分の50%の請求はありますが、残りの50%の支払はしなくて済みます。一括払いにしてしまうと途中で解約しても残月分の返金はされないようです。

アドビ公式で購入する場合、一括払いにしても割引があるわけでもないので、1年間確実に使うかどうか曖昧な場合は月々払いか、月々プランにしたほうがよさそうですね。

体験版について

体験版のダウンロード

購入する前に体験版を使ってみたい場合は、7日間の期限付きで製品版と同じ機能を使うことができます。AdobeのWebサイトのダウンロードページから単体製品を選択してダウンロードするか、無償の Adobe Creative Cloud メンバーシップに登録すれば、Creative Cloud製品すべての体験版やクラウドストレージを使うことが可能です。

体験版の使用期限

※2016年5月9日から、Creative Cloud アプリケーションの体験版の試用期間が7日間に変更になりました。

2016 年 5 月 9 日(米国時間)より、全世界共通で Creative Cloud 体験版の試用期間は 7 日間で統一されます。

なお、既に Creative Cloud 体験版を評価中のお客様には、この変更は適用されません。

Adobeのサイトにもまだ「30日間」の記述が残っているページがあるのでややこしいですね。それにしても7日間ではちゃんと動作するかどうかぐらいしか確認できませんね。なんだか残念な変更ですね・・・

試用日数はアプリケーションごとに個別にはカウントされず、Creative Cloud 全体の体験版として試用日数がカウントされます。そのため、すべての Creative Cloud デスクトップアプリケーション体験版において試用日数が同期します。

上記のページでは、「試用日数はアプリケーションごとに個別にはカウントされず」となっていましたが、Adobe CC 2015からは、各アプリケーションごとになったようです。

Creative Cloud 体験版は、各アプリケーション毎に使用開始から30日間、機能制限無くご利用頂けます。

引用元:いま一度お試し、2015年リリース Creative Cloud で体験版がリセット

(※リンク先のページでは試用期間が30日になっていますが、7日間に改訂される前のページが修正されてないものと思われます)

体験版を使用する際に、クレジットカードの登録をしたくない場合は、インストール時に「後で通知」を選んでください。期間が終了したアプリケーションは使用できませんが、Creative Cloud 無償メンバーシップに登録している場合は、2GBのクラウドストレージと無償のモバイルアプリは引き続き利用可能です。

体験版のバージョン

Creative Cloud は CS6 から最新バーションまでのすべてのバージョンを使うことができますが、体験版は最新バージョンしかダウンロードできません

旧バージョン(CS6以降〜)を試用したい場合は、購入後14日以内に解約すれば無料なので、その14日間を使って試してみるか、もしくは月々プランで1カ月だけ購入しちゃうというのもアリかと。

Adobe CC の場合、複数のバージョンを同じパソコンにインストールできるので、最新バージョンの体験版をインストールした後に、有償版の旧バージョンをインストールすることも可能です。(バージョンの古い順にインストールする必要はありません。)

CS製品との共存も可能

私の場合はCS4がすでにインストールされていますが、同じパソコン(Mac)に後からAdobe CCをインストールして両方使うことが可能でした。もしAdobe CCを解約してもCS4は元のまま使い続けることができるというのは安心ですね。

ちなみに、Adobe CCインストールしたパソコンに、後からCS4をインストールすることも可能でした。

実際にAdobe CCを導入してみて

Adobe CCを購入してから、Photoshop、Illsutrator、InDesignのCC2015バージョンをインストールしてみましたが、今のところはそんなに不便なく動いています。

私の作業環境はこんな感じ。

  • Mac mini 2012 2.5Ghz Core i5
  • メモリ16GB
  • OS10.9.5

まだ実際の案件でCC2015を使っているわけではないので、使っていくうちに他にもいろいろ何かしら出てくるでしょうね。調べながらぼちぼち使っていこうと思います。

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